建設・建築現場の残業原因1位は帰社後のExcel入力。重い事務負担が招くリスクと解決策
IoT技術が発達したことによって、IoT住宅の建設を希望する方も増えています。そのため工務店の担当者は、顧客に対して適切な提案が行えるよう、IoT住宅について理解しておくべきでしょう。
この記事では、IoT住宅の概要から住人が得られるメリット、建設時の注意点などについて解説します。また、昨今人気を集める最新機器も取り上げているため、IoT住宅について知りたい工務店の担当者は参考にしてください。
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IoT住宅とは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の技術を搭載している機器を取り入れた住宅のことです。簡単にいうと、家電などをインターネット経由で操作し、生活を快適にしてくれる住宅ということとなります。
IoT住宅にすることで住人は多くのメリットを得られます。ここでは、具体的なメリットを3つ紹介します。住人のメリットを理解することは顧客への提案に関わる重要なことであるため、参考にしてください。
IoT住宅の機能の一つが、家電の遠隔操作です。例えば、自宅から離れた場所にいながら、お掃除ロボットを操作して部屋の掃除を行う、帰宅する時間に合わせて浴槽にお湯を張るといったことができます。また、暑い夏の日に自宅に帰宅する前にエアコンのスイッチを入れ、帰宅時には涼しくしておくことも可能です。
IoT住宅にすることで、家事の負担が軽減され、時短につながるでしょう。そのほかにも帰宅が遅くなりそうなときに、遠隔操作で室内の照明を点灯させることで、留守中であることが知られず、防犯対策にもなります。
IoTは高齢者や子どものお世話にも活用できます。例えば、自宅の室内にカメラを設置し、スマートフォンから確認できるように設定しておけば、常に様子を確認することが可能です。「一人暮らしをしている高齢の親が心配だけどコロナの影響で簡単には会いに行けない」「仕事中に子どもだけで留守番することになる」といったときでも、様子がわかるため安心できるでしょう。
万が一、突然病気が悪化したり、不慮の事故に遭ってしまっても、遠隔地から119番・110番に電話して助けを求めることも可能です。
家電をインターネットに接続することで、エネルギーの見える化を実現可能です。どの家電がどのくらいのエネルギーを使用しているのか把握できれば、無駄なエネルギー消費をカットすることもでき、省エネにつなげられるでしょう。また、常にエネルギーの使用状況を確認するようになることで、住人の省エネに対する意識を高めることもできます。

工務店がIoT住宅を建設する場合、いくつかの点に注意しなければなりません。ここでは、IoT住宅づくりの注意点について解説します。
IoT住宅を作る際は、室内に段差ができないように注意する必要があります。IoT住宅ではロボット掃除機のように自動で動く家電を使用するケースも少なくありませんが、段差があると、ロボットがうまく動けない、転倒するといった事態になりかねません。ロボットによっては段差があっても稼働するものもありますが、全てが対応しているわけではないため、IoT住宅を作る際は可能な限り段差を無くすようにしましょう。
IoT住宅は、IoT技術を搭載した家電などを使用することで快適な生活を実現する住宅であるため、家電を使用するためのコンセントは必要不可欠です。IoT住宅を建てる場合、コンセントの数が少なくならないようにしなければなりません。
コンセント自体は、延長コードや電源タップなどを使って増やすこともできますが、タコ足配線となり火事につながるリスクもあるため、建設時に十分な量のコンセントを用意するようにしましょう。
IoT住宅を建てる場合、間取りを工夫しなければなりません。間取りが複雑なものとなると、ロボットが動きにくくなるほか、カメラを設置した際に死角が生まれやすくなるためです。
もしカメラを設置して、遠くに住んでいる親や外出中に残されるペットの様子を確認したい場合は、扉や壁がいくつもできてしまう小さな部屋は避けるべきでしょう。
それよりも、見通しのいい大きな部屋、シンプルな部屋で構成された住宅を建てるべきです。大きな部屋であっても、間仕切りを活用すれば分割できるため、顧客に提案する際はそのことも伝えるといいでしょう。
ここでは、IoT住宅の中でも、最近特に注目を集めている機器を紹介します。IoT住宅を検討している顧客に提案するためにも、工務店の担当者は最新の機器を押さえておきましょう。
玄関回りのIoT機器としては、ドアホンが人気を集めています。IoT技術を搭載したドアホンは、スマートフォンと連携させることで、スマートフォンの画面上で来客者に応答することができます。例えば、トイレに入っていてインターホンに対応できないときでも、スマートフォンを経由して「少しだけ待ってください」と答えられるでしょう。もちろん外出先からの来客対応も可能です。
IoT技術は、宅配ボックスと連携させることも可能です。例えば、IoT技術を備えた宅配ボックスを利用すれば、宅配ボックスが開けられると自動的に録画をスタートし、誰が宅配ボックスを使ったのか記録できます。
また、宅配ボックスに荷物が届いたら、スマートフォンに通知が届き外出先から解錠することも可能です。そのほかにも、宅配業者専用のパスワードを設定し、荷物の発送を行うこともできます。IoT技術を搭載した宅配ボックスがあれば、タイミングが合わず再配達となる、発送手続きを行うための時間が確保できないといった課題も簡単に解消できるでしょう。
IoT技術を活用することで、既存家電も簡単にIoT化できます。例えば、スマートリモコンと呼ばれる学習型のリモコンは、あらゆる家電のリモコンを一つにまとめ、外出先からでもコントロールできるようにしてくれます。テレビ、エアコン、照明、扇風機などのリモコンがたくさんあると、管理するのも大変だったり、使うリモコンを間違ってしまうこともあるでしょう。スマートリモコンで不便さを解消できます。
スマートロックは、スマートフォンなどを使って鍵の施錠・解錠ができる機器のことです。例えば、鍵をかけ忘れたときでも、スマートロックがあれば外出先から施錠できます。製品によっては、鍵のつまみ部分に貼り付けるだけで設置できるものもあるため、鍵を交換する必要もありません。
今回は、IoT住宅の概要から住人が得られるメリット、IoT住宅を建てる際に工務店が注意すべきポイントなどについて解説しました。IoT住宅は、家事の負担軽減や高齢者の世話、省エネなどが可能となる便利な住宅です。
IoT住宅で利用できる機器にはさまざまなものがありますが、どの機器を使用するにしても、コンセントを多めに作ること、家電の動線を考慮した間取りにすること、死角ができないようにすることなどは重要なポイントとなります。
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