【テンプレート付き】外構工事工程表の作り方と注意点!工期目安・トラブル対策も

【テンプレート付き】外構工事工程表の作り方と注意点!工期目安・トラブル対策も

外構工事では、工程管理が不十分なまま進めてしまうと、工期の遅延や施工ミスといったトラブルが発生しやすくなります。

そのため、事前に工程表をしっかり作成し、全体の流れを見える化しておくことが、スムーズな工事進行には欠かせません。

本記事では、外構工事の工程表の必要性や工期目安、エクセル・ツールによる作成方法、注意点やトラブル事例までを実務目線で解説します。

外構工事の工程表とは?

外構工事では、どの作業をいつ行うかがはっきりしていないと、工期の遅れや手戻りが起きやすくなります。

そこで重要になるのが「工程表」の存在です。ここでは、工程表を作る必要性や役立つ理由を解説します。

 外構工事工程表の必要性

外構工事では、基礎工事からコンクリート打設、構造物の設置、最後の植栽や砂利敷きまで、さまざまな工程が含まれます。

それぞれの作業に専門の職人が関わるため、段取りを間違えると「フェンスを立てる前にブロックができていない」といった手戻りが起こりかねません。

工程表を作ることで、こうしたミスを防止できます。

さらに、施主にとっても「今日は何の工事が行われるのか」が一目でわかり、工事が予定通りに進んでいるか確認しやすくなります。

特に、新築住宅で引き渡し後に外構工事を行う場合は、駐車場の利用や玄関の出入りに配慮しなければなりません。

「いつ音の出る作業があるか」「車両の出入りがあるか」などをあらかじめ施主と共有しておけば、クレームやトラブルの防止にもつながるでしょう。

 外構工事の種類と工期の目安

外構工事には、敷地の使い方やデザインに応じて主に3つのスタイルがあります。それぞれのスタイルによって、必要な工事内容や工期が異なります。

以下は、代表的なスタイル別にまとめた工期の目安表です。

外構スタイル 主な施工内容 工期の目安 主な延長要因
オープン外構 駐車場、アプローチ、軽植栽 約1~2週間 天候、資材欠品
クローズ外構 門扉、ブロック塀、フェンス、カーポート、植栽など 約3~6週間 養生期間、追加工事、天候
セミクローズ外構 門柱、部分的なフェンス、駐車場、アプローチ 約2~4週間 コンクリート養生、デザインの複雑さ、天候

  オープン外構

オープン外構は、塀や門扉を設けずに、敷地を道路や周囲とつなげる開放的なスタイルです。

視界が広がるため、敷地全体が広く感じられるというメリットがあります。

施工内容が比較的シンプルなため、工期の目安はおおよそ1〜2週間程度です。

構造物が少なく、資材の手配も早いため、短期間で工事を完了しやすい傾向があります。

  クローズ外構

クローズ外構は、ブロック塀や門扉、フェンスなどで敷地の周囲をしっかり囲むスタイルです。

プライバシーの確保や防犯面を重視する方に適しています。

設置する構造物が多く、基礎工事やコンクリートの養生期間も必要になるため、工期は通常3〜6週間程度かかります。

天候や資材の納期によっては、それ以上延びるケースもあるでしょう。

  セミクローズ外構

セミクローズ外構は、オープン外構とクローズ外構の中間に位置するスタイルです。

玄関まわりや駐車場前のみフェンスや門柱を設置し、それ以外の部分は開放的に仕上げることで、プライバシーと開放感のバランスを取っています。

設置する構造物の数やデザインの複雑さによって工期は変動しますが工期の目安は約2~4週間です。

比較的柔軟に工事を進めやすいため、人気の高いスタイルとなっています。

外構工事工程表の作成方法

工程表の作り方にはいくつかの方法があります。ここでは、エクセルやGoogleスプレッドシートを利用する方法と、専用の工程管理ツールを活用する方法をご紹介します。

 エクセル・Googleスプレッドシート

エクセルやGoogleスプレッドシートを使うことで、簡単に外構工事の工程表を作成できます。

例えば「掘削」「型枠設置」「コンクリート打設」といった作業を、左側の列に並べて記入し、横方向に日付を記載すると、いつどの作業が行われるか一目でわかります。

また、工程ごとの責任者や備考欄を加えれば、進捗管理やトラブル対応にも役立つでしょう。

Googleスプレッドシートで作成すれば、クラウド上での共有も簡単なため、現場と事務所の連携にも便利です。

 工程管理ツールで作る

より効率的に工程表を作成・管理したい場合には、専用の工程管理ツールを活用するのがおすすめです。

中でも注目されているのが、クラウド型の工程管理ツール『AnyONE』です。

AnyONEは、エクセルのような操作感で工程表を作成できるだけでなく、関係者とのリアルタイム共有が可能です。

外構工事のように工程が多岐にわたる現場においては、AnyONEを導入することで、トラブルの予防と効率的な管理が期待できます。

工程管理システムの検討には、システムごとの機能比較が欠かせません。下記は、他社システムの機能を比較して解説しています。システム選びの参考にしてください。

 

外構工事の工程表を作成する際の注意点

工程表は「作って終わり」ではありません。むしろ、その後の運用やトラブル時における対応までを見据えた作成が大切です。

ここでは、工程表を作る際に気をつけたいポイントを2つに分けてご紹介します。

 全体の工程に1週間程度余裕を持たせる

外構工事では、計画通りに進まない場合も珍しくありません。特に雨や強風、台風などの天候の影響を受けることが多く、予定していた日に作業ができないケースもあります。

例えば、土間コンクリートの打設は雨の日には施工できず、乾燥させる「養生期間」も最低5~7日以上必要です。

さらに、輸入資材の遅延や、施主支給品が予定どおり届かないといったケースも工期に影響します。

こうしたリスクを考えると、全体のスケジュールにはあらかじめ5日~1週間程度の「予備日」を入れておくのが現実的です。

トラブルが起きても、スケジュールにゆとりがあれば冷静に対応でき、納期を守れる可能性が高くなるでしょう。

 見やすい工程表にする

工程表は、現場の職人だけでなく、施主や管理者、時には近隣住民にも内容を説明する場面があります。そのため、誰が見ても理解できるような作成が必要です。

具体的には、作業内容を細かく分けながらも専門用語を多用せず、一般の方でも意味が伝わる言葉でまとめましょう。

また、色を使いすぎると印刷時に読みにくくなるため、強調したい部分だけに使うのが効果的です。

さらに、印刷して現場に掲示したり、打ち合わせ時に配布したりするケースを想定して、印刷時のレイアウトも忘れずに調整してください。

土日や祝日を休工日に設定する場合は、その情報も明確に表示しておくと、全体の進行が把握しやすくなります。

作業の開始日と完了予定日を太字や色分けで明示するなど、視認性を重視した構成がポイントです。

外構工事でよくある工程管理のトラブルと対策

工程表をしっかり作成していても、外構工事には予期せぬトラブルも起こりえます。ここでは、よくある3つのトラブルとその対策を解説します。

 悪天候・資材遅延による工期の遅れ

外構工事はすべて屋外で行われるため、天候の影響を大きく受けます。

例えば、雨の日にはコンクリートやモルタルの施工ができなくなる場合が多く、工期が数日単位でずれるケースです。このように天気に振り回されるのはよくある話です。

特に「梅雨・台風・秋雨」の時期に工事を実施する際は工期遅れがよく起こるため、工程管理の際には注意しましょう。

さらに、注文したフェンスや門柱などの部材が、製造元や輸送の都合で予定日に届かないという事例もよくあります。

特にオーダーメイドや輸入製品は納期が不安定な場合があり、業者との事前確認が欠かせません。

こうした状況に備えるには、工期に余裕を持たせるだけでなく、資材の発注タイミングや納品予定の綿密な管理が効果的です。

また、天気予報をもとにした工程の組み替えを柔軟に行えるよう、リアルタイムで編集できる工程表もおすすめです。

 外注業者との連携不足

外構工事では、コンクリート業者・フェンス業者・植栽業者など、複数の職人が関わります。

そのため、日程のズレや作業範囲の認識違いが起こりやすく、工事のやり直しや順延につながる場合もあります。

例えば「コンクリートを打設する前にフェンス用の穴が掘られていない」「先に配線しといてと言ったのに!」といった現場での小さなすれ違いはトラブルの元。

こうした連携ミスを防ぐには、作業ごとの担当者と事前に十分な打ち合わせを行い、工程表の共有が大切です。

また、作業日ごとにグループチャットやクラウド共有を活用して、進捗状況や変更内容をリアルタイムで把握できる体制を整えると安心です。

 近隣クレーム・騒音問題

外構工事は重機や工具を使うため、音や振動が避けられません。特に朝早くから始まる作業は、近隣住民とのトラブルにつながりやすいです。

工事車両が通行を妨げてしまうと、苦情の原因にもなります。

対策としては、工事開始前に近隣へあいさつを行い、工程表の概要を伝えておくことが有効です。

「いつからいつまで作業があるのか」「どの場所に車両が止まるのか」といった情報を丁寧に共有すれば、理解を得やすくなります。

また、工程表の中に「騒音が出る作業日」や「車両の出入りが多い日」を明示しておくと、クレームのリスクをさらに減らせます。

まとめ

外構工事は、見た目の美しさだけでなく、安全性や日々の使い勝手にも関わる大切な工事です。

そのため、スムーズな進行のためには、工程表の作成と管理が非常に重要となります。

納得のいく外構工事を進めるためには、現場任せにせず、事前準備と情報共有をしっかり実施しましょう。

「もっと効率的に管理したい」「他の会社はどうやっているのか気になる」と感じた方は、ぜひ『他社システムの機能比較』をご覧ください。

実際に使えるツールの違いや、導入のヒントがきっと見つかるでしょう。

外構工事の工程表は、Excelやスプレッドシートでも作成できますが、関係者とのリアルタイムな共有や工程の柔軟な調整まで対応するには限界があります。

そこでおすすめなのが、建築業向けのクラウド型工程管理ツール『AnyONEです。

  • ●エクセル感覚で使える直感的な操作性
  • ●工事ごとに担当者を設定し、進捗を共有
  • ●雨天延期や資材遅延にも即対応できる柔軟性
  • ●現場と事務所の連携をスマホでスムーズに実現

工程の見える化だけでなく、工期の短縮やトラブル予防にもつながる実践的なツールです。

工程管理に課題を感じている方は、ぜひ一度「AnyONE」の詳細をご覧ください。


記事監修:大﨑 志洸/株式会社Limited 取締役
兵庫県出身。施工実績は累計5,000件以上。
総工費10億円規模のプロジェクトに従事し、施工管理の実務経験を積む。
その後、商社の建設事業部にて総工費3億円規模のビル改修やオフィス・店舗内装を手掛け、同事業部の立ち上げを主導。
現在は、2024年2月に株式会社Limitedを代表の吉田と共同設立し、内装工事の受注に加え、施工管理の派遣・人材紹介業務に関するコンサルティング事業を展開している。


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