グリーン住宅ポイント制度とは?申請や取得ポイントを解説

グリーン住宅ポイント制度とは?申請や取得ポイントを解説

グリーン住宅ポイント制度とは、一定条件を満たした住宅建築やリフォーム工事をおこなうことでポイントが付与される制度です。ポイントは、施主が商品交換や追加工事に使えます。

工務店の担当者が同制度を理解することで、営業活動にも活用できます。この記事では、グリーン住宅ポイント制度の概要を解説します。グリーン住宅ポイント制度について知りたい、営業に活用したい方は参考にしてください。

グリーン住宅ポイント制度とは

グリーン住宅ポイント制度とは、一定の省エネ性能を備えた住宅の建築、購入、リフォーム工事などをおこなうことでポイントを取得できる制度のことです。獲得したポイントは商品との交換や追加工事などに活用できます。

グリーン住宅ポイント制度は、エネルギー政策の推進、グリーン成長戦略の実行計画、脱炭素ライフスタイルへの転換といったグリーン社会の実現を目指すことを目的とする制度です。また、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大による日本経済の落ち込みを回復させる役割も担っています。

グリーン住宅ポイント制度を利用するためには、申請区分や申請方法などが定められているため、それぞれを理解しておくことが重要です。

申請区分

グリーン住宅ポイント制度には申請区分が定められており、区分によって申請時の条件や得られるポイントに違いがあります。申請区分とその概要は以下の通りです。

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新築住宅や中古住宅だけでなく、リフォーム工事や賃貸住宅の建築でも制度の利用は可能です。そのため、工務店であれば新規顧客だけでなく既存顧客に対してもグリーン住宅ポイント制度について解説し、リフォーム工事を進めるといった提案もできます。

申請方法

グリーン住宅ポイントの申請方法は、住宅の引き渡し完了前と後の2種類に分けることができます。申請区分や申請方法によって手続きの手順が異なるため注意しなければなりません。また、引き渡しの完了前に申請しポイントを発行してもらう場合は、建物の引き渡し後に完了報告する必要があります。

完了前申請・完了後申請の申請手順は、以下の通りです。

■完了前申請(既存住宅を除く)
1工事請負契約または売買契約を結ぶ
2必要な書類をそろえる
3ポイント発行を申請する
4ポイントを取得する・ポイントを利用する
5工事が完了し住宅を引き渡される
6完了報告する

■完了後申請
1工事請負契約または売買契約を結ぶ
2工事が完了し住宅を引き渡される
3必要書類をそろえる
4ポイント発行を申請する
5ポイントを取得する・ポイントを利用する

なお、完了前申請を利用してリフォームの戸別申請をおこなう場合、工事代金は1,000万円(税込)以上でなければなりません。また、完了前申請は既存住宅を購入する際には利用できないため注意してください。そのほかにも、完了後申請をおこなう場合、リフォーム時の一括申請には対応していません。
自身の申請区分や工事内容、工事金額などを踏まえたうえで適切な申請方法を選んでください。

受け取れるポイント数

受け取れるポイントは住宅の形態によって異なるほか、同じ住宅形態でも条件によって異なるため注意が必要です。ここでは、住宅形態別に受け取れるポイント数を解説します。

新築住宅(持家)

新築住宅(持家)で受け取れるポイント数は以下の通りです。

● 一定の省エネ性能を有する住宅:40万ポイント/戸(特例の場合100万ポイント/戸)
● 省エネ基準に適合する住宅:30万ポイント/戸(特例の場合60万ポイント/戸)

「一定の省エネ性能を有する住宅」とは、認定長期優良住宅や認定低炭素建築物、性能向上計画認定住宅、ZEHなどが当てはまります。また、「省エネ基準に適合する住宅」とは、断熱等級が4で、なおかつ一次エネルギー消費量等級4以上を満たす住宅のことです。

なお、「特例の場合」とは以下のようなケースのことをいいます。

● 東京圏から移住するために取得する住宅
● 多子世帯が取得する住宅
● 三世代同居ができる仕様の住宅
● 災害リスクが高いエリアから移住するために取得する住宅

既存住宅(持家)

既存住宅(持家)で受け取れるポイント数は以下の通りです。

● 空き家バンク登録住宅:30万ポイント/戸
● 東京圏から移住するために取得する住宅:30万ポイント/戸
● 災害リスクが高いエリアから移住するために取得する住宅:30万ポイント/戸

なお、上記の住宅取得に伴い住宅の除却を伴う場合は1戸あたり45万ポイントが、住宅の除却に伴い既存住宅を購入する場合は、1戸あたり15万ポイントがもらえます。

新築住宅(賃貸)

新築住宅(賃貸)で受け取れるポイント数は以下の通りです。

● 高い省エネ性能を有する住宅:10万ポイント/戸
● 全ての住戸の床面積が40m2以上の賃貸住宅:10万ポイント/戸

なお、「高い省エネ性能を有する住宅」とは、各社から提供される各種住宅(賃貸含む)が目指すべき省エネ性能が定められた基準である「トップランナー基準」に適合しているものでなければなりません。

リフォーム

リフォームで受け取れるポイント数は以下の通りです。

● 断熱改修またはエコ住宅設備:上限30万ポイント/戸
● 耐震改修/バリアフリー改修/リフォーム瑕疵保険などへの加入:上限30万ポイント/戸

なお、「断熱改修またはエコ住宅設備」に関しては、ポイントを受け取る際にいずれかを必ずリフォームしなければなりません。また、上記のリフォームをおこなう場合でも特例が適用され、特例の場合は上限60万ポイント/戸を受け取れます。

リフォームの具体的な例には以下のようなものが挙げられます。

● 窓やドア、外壁、屋根、天井、床などの断熱改修
● 太陽熱利用システムや高断熱浴槽、高効率給湯器、節水型トイレなどのエコ住宅設備を設置する
● 耐震改修
● バリアフリー改修
など

ポイントの使い道

グリーン住宅ポイント制度で取得したポイントは、1ポイント1円相当として扱われ、商品交換や追加工事などさまざまな用途に利用可能です。商品と交換する場合、以下の商品カテゴリーがあります。

● 家電
● インテリア
● 雑貨・日用品
● 地場産品
● 食料品・飲料
● スポーツ・健康増進
● 福祉・介護用品
● 防災・避難用品
● ベビー・キッズ用品
など

住宅とは関係のない商品も対象となるため、選択肢は非常に広いといえるでしょう。

まとめ

グリーンポイント住宅制度では、一定の省エネ性能を備えた住宅の建築、購入、リフォーム工事などをおこなうことでポイントを取得できます。住宅の形態によって申請方法や取得できるポイントに違いがあるため注意してください。

取得したポイントは幅広い用途で利用できるため、工務店の担当者はこれから住宅を建てようとしている方、リフォーム工事をしようとする方などに対し、グリーン住宅ポイントを説明できるように準備しておくといいでしょう。

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