配筋写真の正しい撮り方と黒板の書き方!効率化のコツも解説
出面管理アプリを導入する最大のメリットは、作業員の入退場時間や人工(にんく)をリアルタイムにデジタル管理できることで、集計の手間や記載ミスを大幅に減らせる点にあります。
施工管理者の方は、出面表で上記のような悩みをお持ちではないでしょうか?そのような悩みを解決するためには、出面管理アプリの使用がおすすめです。
建設業界では2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、これまで以上に厳格で正確な労働時間の把握が求められるようになりました(参考:国土交通省「建設業の働き方改革の推進」)。
アナログな出面管理による「記入漏れ」や「確認の手間」は、賃金未払いトラブルや法令違反のリスクにつながりかねません。
この記事では、出面管理アプリの基本情報、使える機能、選び方について解説します。
INDEX
出面管理とは、出面(でづら)管理とは、建設現場において「誰が・いつ・どの現場で・どれくらい働いたか」を正確に記録し、賃金支払いや人員配置に活かす労務管理業務のことです。
大規模な現場ほど、多くの作業員が関わります。所属会社もバラバラで、作業員の出入りが把握できなくなります。作業員の出入りが把握できないと、労働時間の管理や正確な賃金の支払いができなくなるため、以下のことを記録します。
上記のような出面管理を新人に任せるケースはよくあります。出面管理を通じて、現場の規模による必要人員や期間を理解してもらうためです。
出面管理アプリとは、これまで「紙の出面表」や「黒板」で行われてきた現場の労務管理を、スマートフォンやタブレットで完結できるようにデジタル化したアプリのことです。
従来の出面管理は紙を使用したアナログな手法が一般的でした。
アナログの手法は紙とペンさえあればすぐに実践できることがメリットです。しかし本当に出面表に記入された名前と入場者が一致しているのか、記載内容に誤りはないかの確認が難しいです。
記載内容が間違っていると、正確な賃金の支払いができなくなってしまいます。そのような出面管理の悩みを解決するのが「出面管理アプリ」です。
出面管理アプリはITのデジタルの力を使って、施工管理者の出面管理業務を効率化します。アプリ上で作業員の入退場管理や日報のチェック、人工計算を簡単におこなえます。
また出面管理アプリを活用すれば、管理者側のチェックもアプリ上でおこなえるため、事務所に戻る手間がかからず大幅に業務の効率化が可能です。
出面管理アプリには、現場での打刻から事務方の集計・賃金計算までを切れ目なくつなぐ、主要な5つの機能が搭載されています。
まずは、それぞれの機能の概要を以下の表で確認しましょう。
| 機能名 | 概要と主なメリット |
|---|---|
| 入退場管理 | スマホで打刻でき、入退場時間を正確に記録してなりすましを防止する |
| 日報管理 | アプリ上で日報を作成・共有でき、管理者の承認まで完結できる |
| 人工計算 | 打刻データと作業内容をもとに、人工と支払賃金を自動で算出する |
| 帳簿出力 | 集計データをエクセル・PDF形式で出力し、事務作業を効率化する |
| コミュニケーション | 現場ごとのグループチャットや図面・写真共有で連絡漏れを防ぐ |
出面管理アプリでは、作業員が現場に入退場する際に時間を打刻する機能、施工管理者がチェック・承認できる機能があります。
アプリを活用することで作業員のなりすましや打刻する時間の誤りがなくなり、正確な出面管理が可能です。従来の入退場管理は、現場事務所まで行く必要がありました。
朝の混雑している時間はすぐに出面表への記入ができないケースも多く、時間が無駄になっていると感じている方も多いでしょう。出面管理アプリを活用すれば、スマホさえあれば時間の打刻ができるため、非常に効率的です。
日報管理では主に以下のことがおこなえます。
出面管理アプリでは、アプリ上で日報の作成が可能です。またテンプレートを用意することもできます。
テンプレートに沿って内容を記入していけば、文章を作成するのが苦手な方でも短時間で簡単に日報を作成可能です。またテンプレートを活用すると、内容の抜け漏れがなくなり、日報の質が向上します。
またアプリ上で作成した日報であれば、簡単に工事関係者と共有ができます。その場で日報を書く手間、メールやFAXで管理者に送信する手間がなくなるため非常に効率的です。
また管理者はスマホやタブレットで日報をチェックできるため、外出中やテレワーク中であっても時間や場所を問わず業務がおこなえます。
アプリ内に記録された入退場時間、日報内容に記載された作業内容をもとに、人工を計算し正確な支払賃金を算出できる機能もあります。
アプリによっては他システムとの連動が可能で、外注費の支払いや賃金管理業務を大幅に効率化することが可能です。
手計算によるミスを防げるため、労働基準法に沿ったクリーンな労務管理にもつながります。
出面中継や手当集計といった帳票は、エクセルまたはPDFに出力できます。
必要な情報を一覧化することで、会議資料作成の効率化や人材や資材の配置ミスの防止などを見込めます。
アプリによっては、LINEのようなコミュニケーションツールとしても活用可能です。
上記のような使い方ができます。また社員だけ、管理者だけのグループ作成もできるため、1つのアプリでコミュニケーションを完結させることも可能です。そのため複数のアプリを並行して使う必要がなく、管理の手間が少なくなることも嬉しいポイントです。
出面管理アプリを選ぶ際は、自社の課題に合った機能が揃っているか、そして現場の職人が迷わず操作できるかを基準にすると失敗しにくくなります。
「どのアプリが自社に適しているかわからないため、導入に踏み切れない」と悩む方のために、出面管理アプリの失敗しない選び方を4つ解説します。
特にサポート体制の確認は見落としがちなポイントのため、アプリ選びで失敗したくないという方は確認することをおすすめします。
はじめに使える機能を確認しましょう。アプリごとに使える機能は異なります。たとえば入退場管理はできるが、コミュニケーション機能は搭載していないといったケースが考えられます。
使える機能を確認しないと、以下のような手間がかかってしまうため注意が必要です。
使える機能はアプリ提供会社の営業担当者に確認する、デモ画面で確認するといった方法で簡単に調べられます。アプリ選びで失敗しないためには、まず使える機能を必ず確認しましょう。
次に料金体系を確認しましょう。出面管理アプリの主流となっている料金体系は「導入費+月額利用料」です。
導入費は文字通りアプリ導入時の1度のみかかります。ただし導入費で受けられるサポート内容は、システム提供会社によって異なるため確認が必要です。
サポートが充実している場合、以下のようなサポートを受けられます。
上記のようなサポートがあると、導入後すぐにアプリを業務で活用することが可能です。特にデータの移行サービスがあれば、古いデータと新しいデータをアプリで同時に閲覧できるため、業務の手間が軽減されます。
そのため導入費は金額のみでなく、導入時に受けられるサポート内容も確認しましょう。
月額利用料とは、月々かかるアプリを利用するための料金です。アプリによっては月額利用料で使用できる機能に制限をかけている場合があります。
制限されている機能を使いたければオプション料金を支払う必要があるため、使いたい機能によっては想定よりも多くの費用がかかってしまうケースは珍しくありません。
そのため、月額利用料を確認するときも金額の高い・安いだけでなく、使える機能に制限がされていないかといったこともチェックしましょう。
長期間使用する上で、操作性は非常に重要です。豊富な機能が低料金で使えたとしても操作性が悪いと、業務の効率が落ちるおそれがあります。
また操作しにくいアプリは、入力ミスをはじめとしたケアレスミスが発生しやすいこともデメリットです。
操作性が悪いことの1番のデメリットは、職人さんに使ってもらえなくなることです。職人さんは高齢の方が多く、アプリやスマホに苦手意識を持っている方が少なくありません。
そのため少しでも操作方法がわからないと、導入しても使ってもらえなくなり、出面管理アプリを業務で使うことが難しくなります。
これらの理由から必ず、アプリの操作性は確認しましょう。
安心してアプリを使うためには、サポート体制の確認も必要です。どのようなアプリであっても、トラブルや不具合が発生する可能性はあります。
トラブルや不具合が発生している間はアナログな手法で作業を行うことになるため、工数やそれに伴う人件費がかかってしまいます。
そのためトラブルや不具合が発生したときにどのようなサポートを受けられるかは必ず確認しましょう。一般的なサポートは、電話やメールによる質問の回答です。またサポートが充実している会社であれば、画面を共有してトラブルや不具合に対応してくれるサービスもあります。
特にITツールに強くない従業員が多い場合は、サポート体制を必ず確認するようにしましょう。
現場を離れられない状況でもスムーズに解決できるよう、オンラインや電話でリアルタイムに対応してくれる体制があるかどうかを必ず確認してください。
出面管理アプリの導入は、リアルタイムな人員配置の最適化やテレワーク対応を可能にする一方、初期費用や月額コストが発生するという側面もあります。
メリットだけでなくデメリットも知ることで、アプリ導入後の後悔を防ぐことができます。
アプリを活用する最も大きなメリットは、リアルタイムに作業員の入退場時間を管理できることです。正確に入退譲時間を管理できると、適切な人員配置と正しい支払い賃金の算出に役立ちます。
またアプリを活用することで、作業員のなりすましや入場時間の記載ミスを防ぐことも可能です。
アプリを活用することによって、テレワークにも対応できます。施工管理者はアプリ上で作業員の入退場時間をチェック・承認ができるため、現場に出向く必要はありません。
また工事関係者とのやり取りは、アプリのコミュニケーション機能でおこなえる場合もあり、質問や確認事項もアプリ上で完結します。
近年は建設業界でも人材獲得や離職防止のため、柔軟な働き方に対応する会社が増えています。出面管理アプリの活用によって、柔軟な働き方への第一歩を踏み出すことも可能です。
出面管理アプリによる電子打刻は、「現場にいない作業員の名前が出面表に記載されている」といった記載ミスやなりすましを防ぐ強力な抑止力になります。
さらに、2024年4月から建設業にも適用された時間外労働の上限規制(いわゆる2024年問題)への対応にも有効です。
現場ごとの稼働時間が自動で積算されるため、上限超過のリスクがある人員を早期に把握でき、法令違反を未然に防ぐコンプライアンス強化にもつながります。
出面管理アプリの利用には、ほとんどの場合コストがかかります。
そのため、出面管理アプリの導入によってどの程度の業務を効率化できるか、結果としてどの程度残業代をはじめとした支出を削減できるのかを事前にシミュレーションしましょう。
工務店業務を効率化したい方におすすめするシステムは「AnyONE」です。導入企業が3,600社、ユーザーが15,000人を超えており、非常に人気のシステムです。
またお客様継続率は99.4%と高く、一度使用すると手放せなくなる使い勝手の良いシステムといえるでしょう。
現在AnyONEは以下の工務店業務に対応しています。
施工管理者に人気の機能が工程表の作成機能です。工程表の作成と修正はマウス1つでおこなえるため、普段業務でエクセルを使用している方であれば、簡単に操作ができます。
また、休日を一括で設定する機能、工事項目を一括移動できる機能など便利な機能が揃っており、エクセルよりも効率的に工程表を作成可能です。難しい関数の知識が不要なため、誰であっても工程表を簡単に作成できるのがAnyONEの魅力です。
さらにAnyONEはバージョンアップにも積極的で、不具合の修正だけでなく新規機能の開発も定期的におこなっています。
現在は出面管理機能の開発を進めており、AnyONEで労務管理も一気通貫でおこなえるようになる予定です。AnyONEはユーザーの声をもとにバージョンアップをおこなうため、日々使い勝手が良くなるシステムで、どの工務店にもおすすめできます。
新潟県十日町市で工務店業を営む有限会社水落住建様では、現場と事務スタッフの間での情報共有の遅さや、書類・図面の管理が分散していることが課題でした。そこで建設業・工務店向けの業務管理システム『AnyONE』を導入。
職人から事務スタッフまで全従業員が直感的に操作できるシンプルな画面設計により、現場写真や図面、各種書類をシステム上で一元管理できる体制を構築されました。
結果として、現場の状況がリアルタイムで共有できるようになり、書類を探す手間や転記作業の負担が減少。会社全体の業務時短と生産性向上を実現されています。
詳しい内容は【導入事例】有限会社水落住建様からご確認いただけます。
出面管理アプリやそのメリットについて、工務店の方が抱きやすい質問へ回答しました。
初期費用や月額料金が無料のアプリ、または「登録人数◯名まで無料」というフリープランを用意しているアプリは存在します。
ただし無料プランの多くは、日報の出力ができない・人工計算が制限される・チャット履歴の保存期間が短いといった制限があります。
工務店の基幹業務として本格的に運用する場合は、必要機能が揃った有料プラン、もしくはAnyONEのような業務管理システムと組み合わせて検討するのがおすすめです。
多くの出面管理アプリは、画面に「入場」「退場」など大きなボタンが表示される直感的な設計になっており、ITに苦手意識のある職人でも操作できるよう配慮されています。
普段からLINEなどのアプリを利用している方であれば、数回操作するだけで定着するケースがほとんどです。導入初期に操作講習やサポートを受けられるベンダーを選ぶと、より安心して運用を始められます。
主に「施工管理者の移動時間と残業代」「事務方の手計算・転記にかかる人件費」が削減されます。
作業員がスマホで直接打刻するため、施工管理者が出面表を回収したり事務所でエクセルに転記したりする時間が不要になり、月単位で数十時間の業務削減につながるケースもあります。
転記ミスによる賃金トラブルや外注費の計算ミスを防げる点も、副次的な効果として大きいでしょう。
この記事は出面管理の基本情報、出面管理アプリの機能や選び方について解説しました。出面管理アプリには、以下5つの機能が搭載されています。
これらの機能を活用することで、出面管理を正確かつ効率的におこなえるようになります。特に2024年4月から建設業にも適用された時間外労働の上限規制への対応を考えると、デジタルでの正確な労働時間把握は今後ますます重要になっていくでしょう。
ただし出面管理アプリだけを導入しても、見積・工程管理・請求といった他の工務店業務がアナログのままでは、根本的な業務効率化にはつながりません。残業削減やコスト削減を本気で目指すなら、工務店業務全体を一元管理できる仕組みを検討することが近道です。
工務店・リフォーム会社向けの業務管理システム「AnyONE」なら、見積・工程管理・発注・請求・案件情報を1つのシステムで管理でき、現在開発中の出面管理機能が加われば労務管理まで一気通貫で対応できるようになります。
「従業員の残業時間を減らしたい」「エクセルでの二重入力から解放されたい」と悩んでいる工務店経営者の方には、特におすすめのシステムです。
自社に最適な業務管理システムを選ぶためには、機能の比較検討と実際の操作感の確認が欠かせません。まずは無料の資料請求や、実際の操作感を確かめられる無料デモを通じて、自社の業務効率化にどう役立つかを一度ご確認ください。
記事監修:佐藤主計
保有資格:1級造園施工管理技士、2級土木施工管理技士
建設業界に携わり30年。公共工事の主任技術者や現場代理人をはじめ、造園土木会社の営業マン・工事担当者として、数万円から数千万円の工事まで幅広く担当。施工実績は累計約350件にものぼる。
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