現場監督が工程管理を覚える3つのコツ!工程表の作り方も

現場監督が工程管理を覚える3つのコツ!工程表の作り方も

現場監督の施工管理は、以下の4大管理をおこないます。

●工程管理
●安全管理
●原価管理
●品質管理

中でも工程管理は、建物の納期だけでなく、作業員の安全、会社に残る利益、建物の品質、全てに影響を与える重要な業務です。

そのため、工程管理にはさまざまな業務があるため、業務をこなせるようになるまで時間がかかります。

本記事では、新入社員などの現場監督として経験が浅い方でも、スムーズに工程管理をおこなえるようになるコツを解説します。

現場監督が使用する工程表とは

工程表は現場の着工から竣工までにおこなう工事を時系列にまとめた表のことです。工程表には幾つか種類があり、現場の規模や目的によって使い分けられます。

現場監督を任されたばかりの方に、現場監督が使用することが多い工程表5つの特徴を解説します。

ガントチャート工程表


ガントチャート工程表とは、縦軸に作業名、横軸に達成率を記載する工程表です。記載する項目が少なく、工程表の作成経験がない方でも取り組みやすいことがメリットです。

また達成率が一目でわかるため、各作業の進捗状況の把握に優れています。

バーチャート工程表


【引用】土木工事施工管理基準の手引き 第2章 工程管理-農林水産省

バーチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に日付を記載し、進捗度をバー(横棒)で記す工程表です。ガントチャート同様、記載にする項目が少なく手間がかからず作れることがメリットです。

一目で工事の進み具合がわかるため、短期工事やリフォーム工事など作業数が少ない工事の利用に適しています。しかし各作業間の関連性がわからないため、難易度の高い工事の利用には向いていません。

ネットワーク式工程表


【引用】土木工事施工管理基準の手引き 第2章 工程管理-農林水産省

ネットワーク式工程表は「◯」と「→」を用いて、各作業の関連性を明確にする工程表です。工事の流れを明確にし全体のスケジュールの可視化をおこなえ、現場が問題なく進行した場合の最短工期を算出できます。
建築以外にも土木や電気、管などあらゆる現場で使用され、難易度の高い複雑な現場にも対応できる工程表です。

ただし、作成には現場監督としての経験が必要で、経験の浅い方には取り組むハードルが高いことが欠点といえるでしょう。

グラフ式工程表


【引用】施工管理・安全衛生管理-日本大学工学部

グラフ式工程表とは、縦軸に出来高、横軸に日数を記載し、作業ごとの予定を実線、実績を点線で表す工程表です。作業ごとの予実管理を簡単におこなえることがメリットです。

ただし情報量が多くなるため、ガント式工程表やバーチャート工程表より作成が難しいことがデメリットといえるでしょう。

工程管理曲線


【引用】土木工事施工管理基準の手引き 第2章 工程管理-農林水産省

工程管理曲線はバナナ曲線とも呼ばれ、工事全体の進み具合を把握するために用いられる工程表です。縦軸に進捗度、横軸に時間経過を記載します。

工事全体の進捗管理に適した工程表で、各工事の進捗管理には不向きです。

若手現場監督が工程管理を覚えるコツ

工程管理は業務が多岐にわたり、一人前に仕事をこなす段階になるには時間がかかります。しかしやる気のある方は「早く仕事を覚えてキャリアアップしたい」と、考える方もいるでしょう。

やる気のある若手現場監督に向けて、工程管理を覚えるコツを3つ紹介します。

全体工期の把握

まずは全体工期を把握しましょう。工事の流れを一通り把握できていると、後工程を考えて動けるようになります。
例えば、仮設工事に〇〇日かかり、掘削工事は△△日までに完了するといった流れを理解できていると、先を考えて行動できるため、トラブルやミスが発生しても冷静に対処が可能です。

仮に工事の流れを覚えていないと、目の前の作業に一杯一杯になり、何かトラブルが起きても後手に回ってしまい、更なる悪循環に陥ってしまいます。そのため、まずは作業に取り掛かる前に、全体工事を把握して、工事の流れを理解しましょう。

各工事の把握

全体工期が把握できたら、各工事の詳細を把握しましょう。内装工事を例に説明します。LGS(軽量鉄骨)の施工に◯日、ボード取り付け◯日、途中にカーテンボックスの施工や電気工事などが絡んでくるといった工事の流れや作業量などを覚えましょう。

覚えることが苦手な方は、日報に記録や専用のガントチャート工程表を作るなど、アウトプットをおこなうのがおすすめです。
各工事の流れがわかると、次に何が必要で作業量がどの程度といった、後工程に意識が向くようになり、先を考えた工程管理がおこなえるようになります。

工期が短い現場の工程表の作成

ある程度、工事の流れが掴めてきたら工期が短い現場の工程表を作成してみましょう。可能であれば、数週間程度で終わる工事が理想です。

短工期の現場は、作業数が少ないことが多く考慮しなければならない事項も多くないため、経験の浅い方でも精度の高い工程表を作成しやすいです。

完成した工程表は必ず上司や先輩にチェックしてもらい、フィードバックをもらいましょう。最初から完璧な工程表の作成はできません。改善点の指摘を受け、作成した工程表の悪い箇所を修正し、精度の高い工程表を作れるようになりましょう。

簡単な工程表の2つの作り方

いちから工程表を作成するのは、ベテランの現場監督でも時間と手間がかかります。工程表の作成経験がなければ、なおさら時間がかかってしまうでしょう。

そこで、工程表作成の手間を軽減したい方に、簡単に工程表を作成できる方法を2つ解説します。

工程管理システムの活用

工程管理システムとは、工程表の作成や工事の進捗管理などを円滑におこなえる機能を備えたシステムです。直感的に操作できるシステムが多く、ITツールに不慣れな方でも簡単に扱えます。

また現在の主流はデータをクラウド上に保存するクラウド型で、現場にいても工程表の確認や進捗状況の確認をおこなえるため、事務所の戻る回数を減らすことが可能です。
さらにシステムによってはエクセルと互換性を持っており、エクセルに蓄積されたデータをシステムに引き継ぐこともできます。

詳しく工程管理システムを知りたい方は、システムの概要や導入の効果を解説している記事をご確認ください。

エクセルテンプレートの活用

エクセルテンプレートの活用でも、簡単に工程表を作成できます。テンプレートには既に書式が設定されており、さらに関数が入力されているため、エクセルに詳しくない方でも最低限項目を入力するだけで、簡単に見栄えの良い工程表の作成が可能です。

ただし使用するテンプレートは慎重に選びましょう。エクセルテンプレートは、企業・個人問わずさまざまなサイトが提供しているため、品質にはばらつきがあります。特に個人が提供している更新日時が古いテンプレートは、現在のルールや法律に適合しているかどうかわかりません。

そのため、使用するテンプレートは企業が提供しているものをおすすめします。本記事でのおすすめは、AnyONEが提供している無料テンプレートです。こちらのテンプレートは、下記の4種類のテンプレートを一括でダウンロードできます。

●工程表
●見積書
●工事請負契約書
●工事台帳

工程表以外の業務も効率化できるため、ITツールに費用を掛けられない会社にもおすすめです。

工程表の作成にはAnyONE!

最も工程表の作成におすすめするシステムは『AnyONE』です。AnyONEは、マウス1つで工程表を作成可能で、難しい操作は必要ありません。また文字のフォントや太さの設定、48種類の色の選択など、会社独自のさまざまなレイアウトが可能です。

またエクセルと似た操作感を持っており、誰でも簡単に操作できます。さらにエクセルと高い互換性があり、今まで蓄積されたデータが無駄になりません。

加えてAnyONEは、以下の業務にも対応しており、工程表作成以外も効率化できます。

【AnyONEの機能】
顧客管理
帳票管理
工事管理
物件管理
実行予算管理
支払い管理
請求・入金管理
図面・写真管理
アフター・メンテナンス管理

特に、お金に関わる見積り作成、実行予算管理、支払管理、請求・入金管理を1つのシステムでおこなえます。そのため、利益率が悪化した原因を簡単に見つけることが可能です。

また見積書の項目を流用して実行予算を作成するなど、一度入力した項目やデータを活用し、後工程の業務を簡単に効率化できます。

まとめ

本記事では、現場監督が工程管理を覚える3つのコツについて解説しました。経験の浅い現場監督が工程管理を覚える方法は、以下の3つです。

●全体工期の把握
●各工事の把握
●工期が短い工事の工程表の作成

これらを繰り返し実践することで、工事の細部にも目が届くようになり、先を見据えた工程管理をおこなえるようになります。

また工程表を簡単に作る方法は「工程管理システム」と「エクセルテンプレート」の利用です。本記事では、工程管理システムの活用をおすすめします。費用はかかりますが、便利な機能が揃っておりシステムを活用すれば、業務が効率化し会社全体で残業時間が減り、残業代を抑制できるでしょう。

工程管理システムを導入したい方は、複数システムの検討をおこないましょう。自社に適したシステムを選定するためには、複数システムに搭載された機能の比較が欠かせないからです。

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