信頼される塗装工事の見積書の特徴5選!単価の目安も解説

信頼される塗装工事の見積書の特徴5選!単価の目安も解説

●見積書を提出しても受注につながらない
●受注につながりやすい見積書の特徴を知りたい
●見積書に問題があれば改善したい

塗装工事会社を経営している方の中には、上記のような悩みを持つ方も多いでしょう。本記事では塗装工事における見積書の重要性、信頼される見積書の5つのポイント、塗装工事の単価の目安について解説します。

本記事を一読すると、受注につながりやすい塗装工事の見積書の特徴がわかり、受注率をアップすることができます。

塗装工事における見積書の重要性

塗装工事において見積書は工事内容と金額を明確にし、顧客と信頼関係を築くために重要です。基本的に見積書では合計金額以外にも、工事項目や金額の内訳、見積り条件について記載します。

顧客は見積書の確認によって、契約を結ぶ前に取引内容を把握できます。また見積書の提示によって、金額や工事内容に対する顧客と塗装工事会社の認識の違いをなくすことも可能です。

また見積書の内容がしっかりしていれば、顧客から信頼を得られ受注につながる可能性が高まります。

顧客から信頼を得られる見積書

顧客から信頼を得られる見積書のポイントを以下5つ解説します。

●工程ごとに金額が記載されている
●一式が多用されていない
●具体的な商品名が記載されている
●保証期間が記載されている
●見積書の有効期限が記載されている

上記のポイントが押さえられた見積書を作成すると、顧客から信頼を得られる可能性は高まります。一方でポイントを押さえないで見積書を作成すると、顧客からの信頼を失ってしまい、せっかく見積書を作成しても受注につながらなくなってしまいます。

工程ごとに金額が記載されている

工程ごとに金額が記載されている見積書は、信頼を得やすいです。合計金額しか載っていない見積書だと、顧客は見積り金額が適正かどうかの判断ができません。

工程ごとに金額が記載されていると、工事内容が明確になり項目ごとの金額が適正かどうかを調べられます。また見積書で工事の詳細を明らかにしておくと、後々「この作業をするとは聞いていない」と顧客から言われてしまうようなトラブルを未然に防止が可能です。

一式が多用されていない

「一式」が多用されていない見積書も信頼される傾向にあります。運送費や廃材処分費など一式でないと表現の難しい項目があるのも事実です。

しかし、塗装範囲や足場の範囲なども「一式」と記載すると、顧客は金額が相場通りなのかを判断できません。作業範囲が明確でないと、顧客から「適当に見積り金額を算出しているのではないか」と疑われる原因となり、信頼を得られません。

見積書では「一式」の記載を減らし、可能な限り明確な数字を記載するようにしましょう。

具体的な商品名が記載されている

見積書に具体的な商品名を記載することも、顧客から信頼を得る上では重要です。例えば塗料は、使う商品によって単価が大きく異なります。アクリル塗料とフッ素塗料では、単価が3倍以上違うことも珍しくありません。

そのため具体的な商品名が記載されていなければ、見積り金額が適正なのかを顧客が調べられません。工事内容によっては、下塗り・中塗り・上塗りによって異なる塗料を使用するケースもあるでしょう。

上記のようなケースでは、それぞれの項目で具体的な商品名を明示し、見積書の透明性を上げることが顧客からの信頼獲得につながります。

保証期間が記載されている

保証期間の記載もおこないましょう。ここで言う保証期間とは「塗膜保証」のことです。塗膜保証とは、自然災害や経年劣化によらない施工不良によって塗膜が剥がれた場合に、無償で補修する期間を指します。

ただし無理やり受注するために、相場よりも著しく長い保証期間を提示すると、顧客の不信感や後々のトラブルを生む原因となってしまいます。そのため記載する保証期間は、相場から逸脱しない範囲に留めましょう。

また契約前には、免責事項についてもしっかり説明しましょう。免責事項の説明が不十分だと、施工不良による塗膜の剥がれについても無償での補修を求められてしまう可能性があり、顧客との関係が悪化しかねません。

保証期間については見積書に記載し、さらに口頭での説明も欠かさないようにしましょう。

見積書の有効期限が記載されている

見積書の有効期間を記載すると、顧客はいつまでに契約を結ぶべきか判断ができます。また有効期限が記載されていれば、以下のようなトラブルを未然に防止できます。

●材料費・工事費の高騰によるコスト増
●経年劣化や自然災害による作業環境の変化

見積書の提出から期間が空いてから契約をしてしまうと、想定していた価格で材料の調達ができない、現地調査したときと現場の状況が変わってしまうといったようなことが起こりえます。

上記のような事態を避けるためには、見積書に有効期限を記載するのが有効です。ただし短すぎたり、長すぎる有効期限に顧客からの不信感を生む原因にもなりかねません。有効期限は1か月前後を目安に設定してください。

塗装工事の単価の目安

塗装工事の単価の目安

塗装工事には、それぞれ工程ごと単価の目安があります。目安の単価から外れている価格を提示すると、顧客が見積書自体に疑問を持ってしまう可能性が高いです。そのため塗装工事業者は目安の単価を知ることが重要です。

主な工程ごとの単価は下記の表にまとめています。

上記の価格はあくまで目安のため、現場状況や地域相場によって記事内の単価に収まらない可能性があります。また相場から外れた単価を提示する際は、なぜその単価になるのかを顧客に説明できるようにしましょう。

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テンプレート機能を活用すると拾い漏れを極力防ぐことが可能です。拾い漏れがなければ、顧客に費用を請求できないと言った事態を防げます。またテンプレートを使えば、1から見積書を作る手間がなくなり、余分な修正確認の時間を削減でき、長時間労働の防止にもつながります。

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まとめ

本記事では塗装工事における見積書の重要性、信頼される見積書の5つのポイント、塗装工事の単価の目安について解説しました。信頼される見積書のポイントは以下の5つです。

●工程ごとに金額が記載されている
●一式が多用されていない
●具体的な商品名が記載されている
●保証期間が記載されている
●見積書の有効期限が記載されている

顧客から信頼される見積書の作成は、非常に手間がかかります。AnyONEをはじめとした業務効率化システムを活用すれば、手間のかかる見積書も効率的に短時間で作成が可能です。

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