【工務店】週間工程表の必要性とは?必要な項目も解説

【工務店】週間工程表の必要性とは?必要な項目も解説

工程表は、現場規模や目的によって使い分けます。週間工程表は、複数ある工程表の1つです。
現場管理者の中には、週間工程表の必要性に疑問を持つ方もいるでしょう。また、作成する際に必要な項目がわからない方もいます。

今回は、工程表の種類と週間工程表の必要性や必要な項目について解説します。週間工程表に理解を深めたい方は、参考にしてください。

工事工程表_03

工程表の種類

工程表は、工程を管理したい期間によって以下4つの種類に分けられます。
工程表の種類が曖昧になっている現場管理者に向けて、4種類の工程表について解説します。

総合工程表

総合工程表とは全体工程表とも呼ばれ、着工から竣工までの主要工事を主体とした工程表です。総合工程表により、現場全体のスケジュール感や検査日や重要な材料・機材の発注時期などを把握できます。

また、検査日や定例会議日など工事以外の重要なスケジュールも記載すると、より正確な工程管理が可能です。

年間工程表

年間工程表とは、総合工程表の中から特定の1年間を切り取った工程表です。主に、工期が数年にわたる大規模現場で使用されます。

総合工程表よりも年間の予定が詳細に記載されるため、1年間の大筋の予定を把握可能です。

月間工程表

月間工程表とは、特定の1ヶ月間を切り取った工程表です。各工事の工程が具体的に何月何日から何日までと記載されています。

総合工程表や年間工程表では、把握しきれない詳細な予定まで管理するために利用されます。

Link_月間工程表を作成するときの注意点とは?必要性や種類も解説

Link_月間工程表を作成するときの注意点とは?必要性や種類も解説

週間工程表

週間工程表とは、月間工程表を基に重要な週の工程を管理するために使用されます。午前と午後の予定を分けて記載できるなど、予定を詳細に表すことが可能です。

週間工程表の必要性

週間予定表が必要となる場合は、主に以下のときです。

●工期が1〜3週間程度の短い工事
●重要な機材・材料搬入、検査がおこなわれる週の工程管理
●工期がシビアな現場の工程管理

工務店では、リフォーム工事などの工期が短い現場で使用することが多いでしょう。週間工程表は対象となる期間が短く情報量も少ないため、他の工程表より作成が簡単です。そのため、教育の一環として若手社員が作成することもあります。

週間工程表に必要な項目

週間工程表には1週間分の情報のみ記載するため、具体的な内容まで盛り込めます。しかし「具体的な内容とはどのような情報が必要かわからない」と考える方もいるでしょう。

国土交通省が配布している週間工程表をベースに、週間工程表に必要な項目を解説します。
当たり前の内容から週間工程表ならではの項目も解説するため、週間工程表を作成予定の方は、参考としてください。

工事名・日付

工程表には、必ず工事名・日付を記載しましょう。工事名・日付を忘れると以下の問題が発生します。

●どの現場で使用する工程表か判別できない
●資料保管時にファイリングがおこないにくい
●施主様から抜けていると現場管理者と思われ、信頼を失う

工程表に工事名や日付を記載することは基本のため、記載漏れがあると一気に信頼を失います。漏れがないようにチェックを怠らないようにしましょう。

関係者名

関係者名の記載も忘れてはいけません。工程表に記載されることが多い関係者名は、以下を参照してください。

●現場代理人
●監理事務所
●監督職員

公共工事と住宅施工などの民間工事で、必要な関係者名は異なります。

現場代理人とは、ゼネコンや住宅会社などの元請会社が締結した請負契約の代理人です。
監理事務所は、工事図面を作成した設計事務所の担当となることが一般的です。しかし、設計施工の現場では元請会社が監理事務所となる場合もあります。
監督職員はいわゆる役所の担当者のため、民間工事の工程表では記載不要です。

各工事の予定と実績

1週間分でおこなう各工事の予定を記載します。月間工程表には、記載されていない工事も漏れなく記入しましょう。また、材料・機材搬入日や検査日も記載すると、より正確な工程管理をおこなえます。

1日の終わりには、進捗状況の記入も必要です。工程表通りに工事が進んでいれば、問題はありません。しかし、工事の進捗が遅れている場合は対策を考える必要があります。

来週の予定

来週以降も工事が続く場合は、来週の予定も記載しましょう。来週の予定がわかっていると、今週中に終わらせる必要のある工事が判断できます。

また進捗が芳しくなければ、来週の予定を変更・調整しなければなりません。

資料の有無

工事に必要な資料や検査などで使用する資料があれば、記載しましょう。必要な資料を記載することで、作成忘れを防止できます。

キープラン

キープランがあると「現場内でどの場所を工事しているのか」が工程表を確認するだけで、イメージ可能です。

週間工程表に余白がある場合は、キープランの挿入をおすすめします。

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工程表作成にはAnyONE!

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工程表の作成に難しい操作は不要で、マウス1つで見栄えの良い工程表を簡単に作成できます。また、進捗状況の登録も簡単で、予実管理に手間がかかりません。
休日を考慮した工程を自動で、設定する機能があります。法定休日以外にも自社だけの休日登録もおこなえ、設定した休日を避けて工程が設定されるため、大変便利です。

過去の工程表活用やテンプレートの作成が可能で、一から工程表を作成する必要はありません。例えば過去の工程表を流用し、日程や休日を変更すると新しい工程表を手間がかからず作成可能です。

また、工程表の作成以外にも以下の機能が搭載されています。

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まとめ

今回は、工程表の種類と週間工程表の必要性、週間工程表に必要な項目について解説しました。週間工程表は、工期の短い現場や工期がシビアな現場で使用されることが多いです。
必要となる工程表は現場ごとに異なるため、工程表作成者は目的に合わせて作成する工程表を考えなければなりません。

工程表を効率的に作成するならば、機能が充実している工程管理システムの導入をおすすめします。システムを選ぶ際には、複数システムの比較検討が重要です。以下では、システムに搭載されている機能の比較検討をおこなっています。システムの導入を検討している方はめ、ぜひ参考にしてください。

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