施工管理の働き方改革は無理?できない理由や実現方法とは

施工管理の働き方改革は無理?できない理由や実現方法とは

政府は、日本の労働環境を改善するために「働き方改革」を打ち出しました。各企業は残業時間の削減や、有給休暇の高取得率を目指しています。
しかしながら、労働環境のハードな建築業界、その中でも施工管理担当者の働き方改革は本当にできるでしょうか?
2024年4月には「時間外労働の上限規制」の施行も迫り、早急な対策が必要です。

今回は、施工管理業務が厳しい原因や、建築業界における働き方改革の取り組み、実現方法について解説します。

施工管理業務がキツい原因

施工管理業務とは、工事現場の原価・工程・品質・安全などを管理する仕事です。
施工管理業務の目的は、「企業として利益を出す」、「スケジュール通りに工事を終える」、「設計図・仕様書どおりに工事する」、「ケガ・事故を防ぐ」などです。

ただし、「施工管理業務はキツい」といわれがちです。
その原因について解説します。

膨大な業務量

管理業務に加え、施主との打ち合わせ、書類の作成・管理、近隣住民への挨拶、大工(技能者)とのコミュニケーションなど、さまざまな業務を抱えます。特に事務処理は、他部署の担当者と連携したり、紙・エクセルでの管理に手間がかかりがちです。常にこれらの業務に追われるため、担当者の負担は大きくなるでしょう。

通勤時間

施工管理業務が、長時間労働となってしまう原因は通勤時間です。朝は自宅からオフィス、オフィスから現場へと移動することになり、移動に1日の数時間を費やすことも珍しくありません。また、企業によっては「遠方への出張後は、必ず帰社してから退勤する」と就業規則で定められており、これも通勤時間を増やす原因となります。移動時間中には、業務を進めることが難しく、歯がゆさすら感じるかもしれません。

人手不足

建設業の人手不足は、全産業でも著しく深刻です。厚生労働省の調べによると、2022年1月時点の有効求人倍率は、全産業の1.20倍に対し、建設業が4.86倍であることがわかりました。有効求人倍率の値が高いほど、人材の確保が難しくなります。建設業は、「全産業に比べて約4倍も人材を確保することが難しい」といえるでしょう。

人員が足りなければ、一人当たりの業務負担は増えます。「施工管理業務はキツい」といわれても仕方ないかもしれません。

建設業における主な働き方改革

こういった問題に対し、国は「働き方改革加速化プログラム」を発表しました。
本プログラムの3本柱は、以下のとおりです。

長時間労働の是正

慢性化している長時間労働を改善するため、「週休2日制の導入」と「適切な工期設定」を掲げています。

「週休2日制の導入」では、実践している企業を評価する制度の確立を目指しています。元請けと下請け、現場作業員によって異なる休日日数を、できるだけ週2日にそろえなければなりません。
「適切な工期設定」では、「適正な工期設定等のためのガイドライン」の改定を続けています。下請けは、施主が希望する工期に応じてスケジュールを組む必要があり、それがタイトであるほど、長時間労働でカバーすることとなるでしょう。

給与・社会保険

建設業界全体では、少しずつ改選されつつありますが、大工(技能者)を中心に、給与・社会保険などの待遇は十分といえません。政府は、具体的な取り組みとして「建設キャリアアップシステム」を導入しています。これは、スキル・経験を適切に評価して、それに見合った給与を支払うことを目指すものです。

生産性向上

建設DX」のように、デジタル化を中心として生産性向上を目指すアプローチです。これまでのアナログ作業による非効率から、スマートフォンやタブレットなどで専用システムを操り、業務効率化を目指します。

施工管理の働き方改革ができない理由

政府は働き方改革を進めていますが、現場にはなかなか浸透しません。
その理由を主に2つ解説します。

工期に間に合わない

元請けと下請けでは、仕事を発注する元請けのほうが強い立場にあります。弱い立場にある元請けは、多少無理なスケジュールでも受注するため、その結果が現場の負担となってしまいます。「適正な工期設定等のためのガイドライン」は策定されているものの、あくまで要請レベルに留まります。法的拘束力は持たず、効果に疑問を感じるかもしれません。

今後、法改正で拘束力をもつ可能性もありますが、現状ではこれまでのスケジュール・工期に応じることとなるでしょう。

事務処理は現場を終えてから

施工管理の担当者が事務処理に着手できるタイミングは、現場の作業が終わった夕方以降です。全作業員の退出を確認し、そこから書類の処理を進めることとなるでしょう。例えば、上司に紙面で作成した日報の承認を得るためには、上司がオフィスに戻ってくるまで待たなければなりません。他にも他部署での承認が必要となる見積書や発注書は、時間がかかりがちです。

書類の処理一つとっても、アナログなやりとりでは限界があるでしょう。

施工管理の働き方改革を実現する方法

では、どのように対策すれば、「働き方改革」を実現できるでしょうか。

経営者が主体となって取り組む

施工管理担当者がスキル・知識を高めて、よりスピーディに業務を進める方法も一つですが、マンパワーに頼ってはいずれにせよ限界に達します。
職場環境を改善するためには、最終的な責任者である経営者自らが積極的に取り組まなければなりません。現場の声を拾って、必要に応じて就業規則を変更したり、外部のサービスを利用するなど、実行に移す必要があるでしょう。

業務効率化システムの導入

業務効率化システムとは、これまでアナログで進めていた作業をIT化するツール。例えば、書類をすべてデータ管理して、ペーパーレスにつなげることが可能です。パソコンやスマートフォン、タブレットで、現場先からでも利用できます。移動時間を大幅にカットできるでしょう。

社内で統一的にシステムを導入することで、業務を大幅に改善できます。

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施工管理だけでなく、営業・事務部門に役立つ機能を搭載している点も魅力でしょう。顧客管理では、顧客の基本情報や営業履歴、図面などの情報を管理できます。請求・入金管理では、請求日や入金日に合わせてアラーム設定をかけることも可能です。

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サポート面では、契約の決定から運用開始までに、導入講習を実施することが可能です。社内での定着率を高められるでしょう。
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まとめ

施工管理業務は「キツい」といわれる一方で、それを改善する「働き方改革」を進めるにはさまざまな壁が立ちはだかります。環境のせいにするのではなく、経営者が主体となって取り組み、業務効率化システムを採用することで、働き方改革を進められるでしょう。

業務効率化システムを検討する際には、以下にまとめた各サービスの機能比較をご参考ください。自社に最適なシステムを選べるでしょう。
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