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建設現場で働く施工管理士は、工程から原価、品質、安全などの管理業務を担います。多岐にわたる業務を抱えるため、業務の効率化は必須と言っても過言ではありません。しかし、そのやり方を知らない人も多いはずです。
この記事では、建設現場における管理業務の概要から、施工管理士が抱える課題、さらに業務効率化に活用できるおすすめのツールについて解説します。建設現場での効率化を図りたい施工管理士は、参考にしてください。
INDEX
建設現場における管理業務は、主に施工管理士が担います。施工管理士は、現場で働く作業員に対してはもちろん、外部の企業や職人などとも連携を取りながら、工事が計画通りスムーズに進められるように調整しなければなりません。
管理業務といってもその内容はさまざまです。一般的に建設現場における管理業務は大きく以下の4つに分けられます。
・工程管理:工程通りに作業が進むようスケジュールや仕事の進め方を管理する
・原価管理:予算内で工事を終えられるよう費用を管理する
・品質管理:図面通りに作業を進められているか、デザインや寸法機能などを確認・管理する
・安全管理:作業員が安全に作業に取り組めるよう安全点検や環境整備を行う
これらの管理は「4大管理」と呼ばれており、施工管理士の主な業務だといえます。
施工管理士が現場の生産性向上を図るためには、さまざまな課題を解決しなければなりません。ここでは、施工管理士が直面する主な課題について解説します。
【建築】施工管理とは?種類や業務内容、必要なスキルを解説
多くの施工管理士が直面する課題としてあげられるのが人手不足です。建設業界の就業者数は1997年をピークに減少しており、2017年時点では、1997年比27%減でした。特に若手人材が不足していることに加え、現場で働く作業員も高齢化しているため、技術を継承していくためにも解決は急務だといえます。
人手不足の一方で、東京メトロ銀座線のリニューアルや大阪万博の開催、リニア中央新幹線の開通など大型の建設プロジェクトは今後も計画されており、施工管理に対する需要はさらに高まっていくと予想されます。需要の高まりと人手不足という、相反する状況の中で、いかに現場を回していくかは、施工管理士にとって非常に大きな課題だといえるでしょう。
施工管理士は、先述の4大管理を中心に現場全体の管理を行うため、どうしても業務量は多くなってしまいます。また、現場での仕事だけでなく、事務処理など書類作成も施工管理士の仕事です。悪天候によって工期や資材の搬入に影響が出ることもあるため、スケジュール調整のために各所に掛けあわなければなりません。
このように、施工管理士は現場で働く人の中でも業務量が特に多く、いかにして業務負担を軽減するかは解決すべき課題だといえます。
施工管理士は現場ごとに工期に合わせてスケジュールの設定や人員配置を行います。しかし、さまざまな理由により工事が途中変更になるケースは珍しくありません。
例えば、施主から大幅な要件の変更を求められる、天候の影響により工事ができない日が発生する、などです。
施工管理士はこのような困難な事態が発生しても柔軟に対応し、工期内、予算内で工事を終えられるようにしなければなりません。
要件変更などによって、予算を超えるコストが発生することもあるなど、コスト管理の難しさも施工管理士の課題の1つです。
また、「工具が壊れて修理する」、「資材を紛失したため買い直す」など要件変更以外の面で余計なコストが発生することもあるでしょう。その他にも工具を紛失し、探すために時間を費やすことも間接的にコストが発生してしまうため、コスト管理に含まれます。
建設現場は予定通りにいかないことが多く、イレギュラーにいかに対応できるかどうかが非常に重要だといえるでしょう。
施工管理士の業務の効率化を目指す場合、ITツールの導入がおすすめです。ここでは、工務店での業務を想定して作られた業務管理システムである「AnyONE」を紹介します。
AnyONEは、工務店で発生する業務のほぼすべてを管理できるシステムです。施工管理の仕事をしていると、全員の予定を把握するのに時間がかかる、顧客情報がバラバラに管理されていて、必要な情報が見つからないといったことも少なくありません。
AnyONEであれば、作業員のスケジュールや顧客情報をはじめとして、工事の見積もりや工程表、図面写真、帳票などあらゆる情報の一元管理が可能です。AnyONEを導入することで、必要な情報はすべて一箇所に集約されるため、業務効率化はもちろん、業務が属人化する心配もありません。
AnyONEを使用すれば、工程表の作成や変更も簡単に行えます。
工程表を作成する際、エクセルを使用している施工管理士も少なくないでしょう。しかし、エクセルはレイアウトを一箇所変更すると他の箇所も変更しなければならない、リアルタイムでの共有が難しいなどのデメリットがあります。
AnyONEがあれば、そういったデメリットもすぐに解消されます。AnyONEは、レイアウトや日数を変更する場合、マウスで一括変更が行えるため、面倒な変更も一瞬です。文字の配置やフォントも複数用意されているため、顧客や現場に応じて使い分けることもできます。
また、AnyONEはスマートフォンやタブレット端末でも利用できるため、施工管理士が現場から工程表を作成・変更も容易に行えます。作成した工程表はすぐに共有できるため、現場で作成した工程表をオフィスにいる社員が即座に確認するといったことも可能です。
原価管理では、実行予算と実際の金額に生じる大きな差を避けることは難しいかもしれません。しかしAnyONEがあれば予算の推移を一目で把握でき、予算オーバーを防ぐことができます。
AnyONEでは、「月別支払明細表」を通して予算の推移が確認可能です。実行予算と発注額の差、発注額と支払額の差などがわかるため原価管理をスムーズに行えるようになるでしょう。
今回は、施工管理士の業務内容から施工管理士が抱えている課題、課題解決に向けたおすすめツールなどについて解説しました。工事を工期内、予算内に終えるためには、施工管理士の存在が必要不可欠です。一方で、建設現場では人手不足が深刻な課題となっており、施工管理士の業務量も多いなど、業務効率化は喫緊の課題だといえます。
施工管理士の業務負担を軽減するためにも、AnyONEのような業務管理システムの利用を検討してみてはどうでしょうか。
なお、以下のコンテンツではAnyONEを含めた業務管理システムの機能比較を行っています。業務効率化を図りたい方、業務管理システムに興味のある企業の担当者は、こちらもご覧ください。
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